日本人に摂取を推奨している栄養素DHAとEPAについて

妊婦

DHAとEPAの効果と特に妊婦に摂取を勧める理由

「魚脂は健康に良い脂」として知られていますが、この魚脂というのがDHAとEPAを指します。そして1日に青魚を100g食べれば摂取目安をクリアする事が出来ます。人によっては油を摂取すると太るとか健康を害するといった間違った固定観念を持っている人が存在するかもしれませんが、油脂(脂質)というのは1gで9kcal程なので当然高カロリーと言えます。

ですが脂質というのはエネルギー源となり、その上性ホルモン、細胞膜を生成するために不可欠な栄養素として生命維持の為には重要な成分であるということが出来ます。脂質の中には身体の中で作ることが出来ない脂質も存在し、作ることが出来ないのなら食品により摂取する必要があるのです。そんな身体に絶対に不可欠な脂質を「必須脂肪酸」と言ってオメガ6、オメガ3に大別することが出来ます。

オメガ6というのはコーン油やゴマ油、さらにはひまわり油というのは知られていて主に植物から取れる油で主成分はリノール酸です。オメガ3というのはDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)、あとはα-リノレイン酸などを合わせてそういう言います。亜麻仁油、シソ油、キャノーラ油といった油にも含まれていますし、食品ではサンマ、鯖、鮭、鰯といった青魚に沢山含まれる栄養素だと言えます。

オメガ6に関しては普段の食事からしっかりと摂取することが可能で逆に過剰摂取が心配されているくらいです。そして不足傾向にあるのがオメガ3なのです。注目して欲しい点がオメガ3のメイン成分はDHAとEPA、という点です。厚生労働省が報告した「日本人の食事摂取基準」の2010年度のモノにはDHAとEPAの目標量というのは1日に1gと設定されていました。「オメガ3系脂肪酸」と記載されているのではなくて、その中の成分のDHAとEPAが摂取目標に記載されていたのです。「魚脂は健康にいい脂」として多くの人に知られていて、その脂がDHAとEPAのことを指します。そして必用量摂取する為には青魚を1日に100gの食べればいいのです。

さらにDHAとEPAの栄養素は、妊娠中の女性と胎児の健康に絶対に欠かすことが出来ません。 妊婦がこの栄養素を摂取すると臍の緒を介して胎児にも栄養が供給される仕組みです。このDHAとEPAというのは学習力や記憶能力、さらには集中力をアップされる効果が期待できます。この効果が一時期かなり話題となったので知っている人も多いのではないでしょうか。「魚・魚・魚~♪」といった歌を聞いたことがある人も大勢存在するでしょう。

その脂肪酸の働きとしては血栓を予防し、血液中のLDL(悪玉)コレステロール値を減少させることが出来ます。さらに脳梗塞や心筋梗塞といった血管障害を予防するといった働きもあり、あとは花粉症といったいろいろなアレルギー反応を抑える働きがあるのです。

他にもにDHAには脳神経系に沢山存在している成分で、この成分が多い程情報伝達がスムーズに行われます。さらに脳の発達、視力の向上にも関係しています。DHAとEPAは、妊娠中の女性さらには胎児の健康の為にも摂取する必要がある栄養素と言えます。 妊婦がこの栄養素を摂取することで、臍の緒を介して胎児にも栄養が届きます。

血液をサラサラにするといった働きがあるEPAは、妊娠中に発生しやすい血栓を予防してくれます。さらに陣痛が生じる原因となる「プラスタグランジン」と呼ばれる物質のバランスを調整する働きがあり、早産を予防する効果もあります。ただし妊婦の場合に注意して欲しい点が魚に含まれている水銀が有害物質であるといった点です。魚の種類により異なりますが、中には有害物質の濃度が高い魚も存在するので魚を摂取する場合は事前に確認し有害物質の少ない魚を選ぶように心がけましょう。

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