うつ病になる前に飲んでおくべきDHA・EPAサプリ

うつ病

うつ病の原因と考えられるものは?

うつ病の体外的原因については人それぞれですが、体内、とりわけ脳内で起こっている原因は判明しています。

「セロトニン」という神経物質の量が減ることで抑うつ症状ややる気の低下を引き起こされます。

つまり、「セロトニン」のバランスが崩れることによって、脳の神経と神経の間にある「シナプス」に異常をきたして、うつ病に代表される精神疾患が引き起こされるのです。

しかし、これはまだ科学的に立証されたものではなく、セロトニン不足がうつ病を引き起こす、という仮説は「モノアミン仮説」と呼ばれています。

モノアミン仮説 モノアミンとはドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリン、セロトニン、ヒスタミンなどの神経伝達物質の総称である。 そのうち、ノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニンは精神疾患と密接な関連があることが示唆されており、気分障害、不安障害、統合失調症に関する仮説が提案されている。

出典:モノアミン仮説 – 脳科学辞典

今回の記事ではその仮説をうつ病の原因の一つと捉え、そこにおけるDHA・EPAの効果を示していきます。

見逃すなうつ病のサイン

うつ病症状

うつ病にはさまざまな症状があります。

例えばやる気が欠如し、理由も特にないのに悲しくなったりする抑うつ感を感じる症状。

他の人から見ても感情が一切読めなくなり、自身にも自分の感情が分からなくなる感情の喪失。

とにかく不安に襲われ続け、胸のどきどきが収まらなくなり動いたりわめいたりしてしまう症状。

理解力や思考力が失われ集中力も持続しなくなり頭の中がぐちゃぐちゃとなって思考できなくなる症状。

すべての責任を自分のせいにして生きていたくないと思い込んでしまう症状

これらは内面、精神における症状です。

うつ病の恐ろしいところはこれだけの精神的症状だけではなく、脳に異常をきたしているために肉体にも異常が生じてしまうことです。

例えば睡眠障害。不眠症だけではなく、過眠症を引き起こすこともあります。

他には食欲が失われたり、常に疲労しているような倦怠感に襲われることもあります。

さらに頭痛、腰痛などに悩まされたり、ホルモン異常が起きてしまう場合もあります。

男性は性欲が著しく低下し、女性は整理不順に見舞われることがあるそうです。

このようなうつの症状は多くの人の場合は同時に複数の症状に見舞われることになるでしょう。

例えば、病気療養をして休業していたお笑い芸人の方の話では、責任感を強く感じるようになったり、不眠症になったりと、精神面と肉体面での症状が現れていましたね。

しかし、その反面精神的な症状がでなく、肉体的な症状だけが現れている人は「仮面うつ病」と呼ばれています。

これは名前の通りうつ病になり切れていない状態ですので、この時点ではまだ予防等々が間に合います。

まさにこの時がうつ病になりかけている「サイン」であり、DHA・EPAサプリを飲む絶好のタイミングだと言えるでしょう。

もしものときのうつ病の治療法と予防法

うつ病の予防法

もちろん、サプリを飲むだけではうつ病は完璧に防げるわけではありません。

あくまでその手段の一つであり、そのほかの方法も併用して対策をしなくてはなりません。

また、うつ病になってしまうと治すためには数か月以上、長くて数年の時間がかかります。

そのうちにしなくてはならないことは必要十分な休養と、投薬による治療です。

五つの治療法

休養

休養するためには当然、学校や会社を休む必要があります。

学校や会社にはやらなければならないことがたくさんありますね?

そのせいでうつ病になったのですから、そこから離れる必要があります。

薬だけ飲んでいれば大丈夫だ、なんて軽い気持ちでいると逆に悪化してしまう場合もあります。

そもそも、そんな軽い気持ちならうつ病になることはないでしょうが。

それはさておき休養する際にはとにかく何もしないことです。

何かをしなくては、と思っても何もしてはいけません。

何もしなくていい環境に身を置くことでしなくてはいけない、というプレッシャーから打って変わって具体的に何かがしたい、と思うようになっていきます。

そのときも焦りは禁物です。

ゆっくりマイペースにやることが休養による治療における最重要事項です。

セロトニン

次に、投薬による治療ですが、こちらでは前述した「セロトニン」を積極的に増やすことが目的になります。

しかし、そのために飲む薬には酷い副作用をもつものがほとんどですので、非常に苦しい新たな症状に悩まされることになるでしょう。

そもそも、大した効果が得られないかもしれない、という新たな不安を呼び起こす可能性があるので、休養や他の療法で効果が挙げられるのであれば、利用しないに越したことは無いでしょう。

以下の三つの療法は、休養と投薬以外の療法です。

カウンセリング

一つはカウンセリングです。

これは「認知行動療法」と呼ばれるものが代表で、体の緊張をほぐし、心をゆったりと落ち着けてからうつに対する考えを変えていくという方法です。

認知行動療法(にんちこうどうりょうほう、英:Cognitive behavioral therapy:CBT)は、従来の行動に焦点をあてた行動療法から、アルバート・エリスの論理療法や、アーロン・ベックの認知療法の登場によって、思考など認知に焦点をあてることで発展してきた心理療法の技法の総称である。
出典:認知行動療法 – Wikipedia

カウンセラーと一緒に行いますので、気持ち的に非常に楽です。

ただ、カウンセラーの言うことをきちんと聞けるような状態でないとできない療法ですので、初期の重いうつ病の状態ではこれを行うのは難しいでしょう。

運動

次に運動をすることです。これもまた、症状が軽くなってからの方がおすすめです。

効果としては「セロトニン」を体内から増やしていくことができます。

ランニングや水泳を習慣づけることや、ただ外に出て太陽の光を浴びるだけでもホルモンバランスが良くなるので、多大な効果が期待できるでしょう。

電気けいれん療法

最後に電気けいれん療法というものですが、こちらは最終手段です。全身麻酔をかけて電流を流すのですが、前後の記憶が無くなってしまうことがあり、ハイリスクな療法です。

これを行うことはあまりおすすめできませんが、あくまで最終手段として知っておいて損は無いでしょう。

電気けいれん療法でんきけいれんりょうほう、電気痙攣療法)は、頭部(両前頭葉上の皮膚に電極をあてる)に通電することで人為的にけいれん発作を誘発する治療法である。
出典:電気けいれん療法 – Wikipedia

四つの予防法

うつ病になると上記のような治療が必須です。

どうしても仕事や学校に行かなければならない、という人にとっては休養だけでも相当大変ですね。

だからこそ、このようなうつ病になる前に、まだ社会的行動に支障が出る前の「うつ状態」の間に予防をする必要があるのです。

うつ病になりたくないと言う方はなんとしてでもここで食い止めましょう。

予防の一つ目はまず思考改善法です。

思考改善法

よくうつ病になりやすい人となりにくい人がいるといいますが、なりやすい人のほとんどが、責任感が強くて自責の念が強いタイプです。

そのためストレスをついつい溜めてしまいがちで、なかなか発散することができず、気が付くとストレスが限界に達してうつ病を発症している、というわけです。

逆のタイプはいわゆる「なるようになる」楽観的思考タイプで、そのような思考に変えてしまうというのがこの予防法です。

そしてうまくストレスを発散できるようになり、責任を自分だけで抱え込まず他人と分け合えるようになれば、うつになるリスクは相当減るでしょう。

また、食事を見直すことも予防には効果的です。

食事を見直す

「セロトニン」を生成するには「トリプトファン」というアミノ酸が必要です。

これは人体で生成することはできないため、食べ物から取る必要があります。

ですが、食べ物から取るよりも今はサプリが売られているために、とても簡単にしかも効率的に「トリプトファン」を取ることができます。

即効性は無いためサプリを飲んだから大丈夫、とはいきませんが、取っておいて損はありません。次に自身の生活を見直すことです。

特に、運動不足の場合はそれを改善するとなおよいでしょう。

運動不足の改善

治療法のところでも書きましたが、セロトニンの生成に運動や日光浴は効果的ですし、無理のない運動はストレス発散につながり、うつ病になりにくくなります。

また、睡眠不足や仮眠の矯正も十分に効果的です。

睡眠不足の改善

睡眠は脳の唯一の休憩ですから、必ず取らなければなりません。最後にその他の予防法ですが、それは魚を食べることです。

なぜ魚なのか。それについてはメカニズムが証明されたわけではなく、臨床研究だけが示していることなのですが、魚の中に含まれるDHA・EPAが脳に働きかけて、うつ病の原因であるセロトニンの不足から起こる神経伝達の不具合を解消するそうです。

他に緑黄色野菜に多い葉酸もうつ病に効果的な栄養だと言われています。

特にハーブは精神を整理する効果があるらしく、定期的に食べたり、ハーブティーを嗜んだりすることもうつ病予防に最適です。

DHA・EPAがうつ病に効く理由

DHA・EPAがうつ病に効く

前述したように、魚に含まれるDHA・EPAがうつ病に効果的なのですが、そのメカニズムはあまり分かっていません。

そもそも、これらにはセロトニンを増やすといった効能があるということは立証されてはいません。しかし、このDHAには脳の神経を活性化させる作用があります。

ということはセロトニン自体を増やすことはできませんが、セロトニンを動かすためのいい燃料にはなるのです。

それが結果的に脳内の神経物質のバランス調整につながるのです。そして、EPAには血液の循環を良くする効能があります。

血液の循環がよくなると、赤血球膜が柔らかくなります。

どうやら、この柔らかい赤血球膜を持つ人の方がうつ病でない人が多いという結果があるらしいのです。

うつ病になっている人とそうでない人の間では、脳の血液の流れ方に違いが生じているようです。

そのような意味では脳を活性化させるDHAと血液の循環を良くするEPAにはうつ病に対する効能が期待できるというわけです。

まとめ

長くなりましたが、以上のことからDHA・EPAにはうつ病に対する効能があることが分かります。

もちろん、魚から摂取しようと思う方にまではおすすめしませんが、これらを効率的に摂取するためにはDHA・EPAのサプリがお勧めです。

ただし、うつ病になってしまっている方はセロトニンを増やすためにも抗うつ薬を飲むなり、前述した治療法を試してみるなり、治療に専念してください。

その上でDHA・EPAサプリが飲みたい場合はきちんと医師の先生に相談したうえで慎重に利用してください。

DHA・EPAサプリが一番効くのはまだうつ病を発症してはいない、うつ病になりかけている人か、もしかしたら自分もそうなるかもしれない、と思っている方々です。

また、使用する際にはきちんと推奨量の範囲内に収まるように飲み続けましょう。

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